藤川まさし市政だより
札幌市議会議員<中央区>札幌市議会民主党・市民の会
2005年9月 民主党さっぽろ号外
発行/民主党札幌機関紙(札幌市中央区北4条西6丁目Tel 241-7117)

極めて危険性の高い
アスベスト問題を質問

第3回市議会特別委で市の対策迫る

  「静かなる時限爆弾」といわれているアスベスト問題について、藤川雅司議員は市民の健康にかかる大事なこととして9月招集の第3回定例市議会と特別委員会で札幌市の対応をただしました。
 いまアスベスト被害は大変深刻な状況下にあります。昨年だけでも、肺ガンや中皮腫による死亡者は全国で過去最高の953人、道内でも55人が亡くなっています。この10年間でも全国で7013人がアスベストにより命を亡くしています。今後の推計値では、最大で5万人がアスベストが原因で肺ガンや中皮腫を発症すると発表されています。

(写真/左側:藤川市会議員/中央:横路衆議)

 
極めて危険性の高いアスベスト問題ですが、既に1980年代に危険性が明らかになっているにもかかわらず、この間わが国の政府は何らの対策を講じてこなかったことが、今日の問題になっていることから、民主党・市民の会は市理事者に3点にわたる質問を行い、答弁を求めました。

〔質問〕
市有建築物の今後の対応方針はどうするのか。すべての市有施設から現在使用されているアスベストを除去するには、1平方メートル当たり約3万円の費用がかかりますが、市民の健康を考えると具体的な対策が急務ではないか。
〔答弁〕
現在、アスベストを含有している可能性ある施設は477カ所で、これらの施設からアスベストをすべて除去するのは膨大な費用を要します。しかし、市民の健康を守ることが第一であるので(改修は)一定の順位をつけて対応します。

〔質問〕
では、民間建築物の対策は現在どうなのか、実態把握後の適正処理などで市の考えを聞きたい。
〔答弁〕
吹き付けアスベスト使用建築物の更新などに伴い、除去工事は確実に増加します。
 実態調査による情報を活用して建築物所有者、アスベスト除去業者、解体業者などに対する指導強化を行います。


〔質問〕
アスベストを除去した後の廃棄物対策は、特に厳しい管理が必要であり、市内に受け入れる民間施設がないと聞いていますが、市はどのように対処するのか。
〔答弁〕
廃棄アスベストは1987年から一般廃棄物の最終処分場で他の廃棄物と区別して、受け入れており、現在は、山本処理場に年間約200トンが集まっています。開始から18年間で合計3559トンの受け入れを行っており、この間山口とモエレの処理場とあわせ3施設でも受け入れています。
 また、今後の受け入れについては、処分場にも限りがあるので、国には新処理技術の開発や、民間処理施設設置に向けての支援を求めたい。


民間施設のアスベスト除去対策
新たに54カ所が判明/調査結果
第3回定例市議会決算特別委員会発言

 市は民間施設の「アスベスト使用状況を、9月に267施設で使用していることを発表していましたが、新たに54カ所でアスベストを含む吹きつけ材を使用していた」とする調査結果を明らかにしました。藤川雅司議員が10月12日、決算特別委で民間施設対策を市にただし、判明しました。
 市は8月中旬から市内3900カ所の民間事業者を対象にアスベスト使用に関するアンケートを実施しました。結果は、回答率が49.4%で1913件と、前回調査よりも54カ所新たに増加し、合計321施設になりました。そのうち213カ所ではアスベストがむき出しの状態です。また除去を検討している施設は53カ所になります。
 この状況に藤川雅司議員は、「調査票未回収」が50%もあったことから、その使用状況の正確な把握と適切な対応を求め、市の徹底したアスベスト対策を迫ったところです。


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